ヒヨコの頃から自然免疫力を高める

 生命力の強い卵は元気な鶏から。抗生物質や薬剤に頼る必要のない健康な鶏になるためには、ヒヨコの頃から自然免疫力を高めておくことが必要不可欠です。親鶏からの免疫力のある生後10日間のうちにさまざまな微生物・菌に触れさせることにより自然免疫力を高め、菌やウイルスに感染しても発症することのない強靭な体を作ります。 

 そのためCOCCO相木の養鶏は手間はかかりますが初生ヒナから育てます。そして初生ヒナを迎え入れる1週間前に発酵床を作るところから始まります。この発酵床が自然免疫力の向上に有効なのです。

 発酵床は地面に穴を掘り、落ち葉や腐葉土、米ぬかを入れ、水をかけながらよく踏み込みます。これを繰り返し何重にも層を作ります。やがて落ち葉や腐葉土に土着した菌が米ぬかを栄養分として発酵し、ヒナにとって心地よい温度に発熱します。

 

 また生後10日間のうちから緑餌、玄米、生餌などを与え、粗飼料でも消化吸収できる丈夫な胃を育てます。