いつでもコッコ日和 第7号

COCCO相木・養鶏場の1日…

今回は養鶏場の1日を簡単にご紹介します。
 養鶏場の始まりは日の出のちょっと前、辺りの様子がはっきりと認識出来る位の明るさの頃。冬は7時過ぎ、今は5時ちょっと前、夏場は4時半頃。この頃になるとコッコ達は早く餌をくれ、早く外に出してくれと騒ぎ始めます。でも雄鶏が朝を告げる鳴き声をあげるのはこれよりずっと前の午前2時半から3時頃。実はこの時間は冬も夏もあまり変わりません。このことについてはまたの機会に。

この頃に1回目の餌やり。バケツ2杯の餌を運んでいくと、コッコ達は入口付近に集まってきて騒ぎ立てますが、オスは一歩引いて集団の様子を見ています。しかもそれぞれのオスは一定の距離を取っています。これは冷静に見るとちょっと面白い…。

なるべく広い範囲に餌を撒き、庭への扉を開け、たらいの水を替え、産卵箱の蓋を開けます。夜に産卵箱の扉を閉めるのは、夜間にここで寝てしまうと産卵箱の中が糞で汚れてしまうため。止まり木で寝る習慣がつけば、だんだん必要なくなってくるのですが。

一通り餌を食べると、すかさず外へ飛び出すコッコ、いつまでも床を突いて食べ続けるコッコ、産卵箱に入り産卵に入るコッコ…思い思いの行動をとります。

 

ここで朝の観察。餌の食べ具合はどうか、動きが緩慢な子はいないか、何かいつもと様子が違う子はいないか。

午前中に何回かに分けて集卵。40センチ位の立方体で薄暗くなるよう作った産卵箱はかなり多めに設置していますが、居心地の良い悪いがあるのか、人気のある産卵箱の入口には順番待ちも。しかも1羽がゆったりできるよう作っているのですが、4羽がぎゅうぎゅう詰めになっていることもあります。隣の産卵箱は誰もいないのに…。コッコ達にしか分からない、何か、があるのでしょうか。

産卵箱の中でしゃがんでじっとしていたコッコがおもむろにすっくと立ちあがると、ポトッと卵を産み落とします。産みたての卵は濡れてテカテカ光っていますが、10秒ほどで乾きます。これがクチクラ層で、さまざまな菌等から卵を守ってくれます。乾くまで触らないように。

人気の産卵箱にはたくさんの卵が数珠つなぎになってたまっていることも。集卵にいくと、慌てて嘴で卵を手繰り寄せてお腹に抱え込む子もいて、結構気を使います。午前中に8割以上の子が産卵します。遅い子は午後3時位に産むこともあります。インドアな子でずっと産卵箱でくつろいでいる子もいます。

 

午前中、水を追加。暑い夏は水の摂取量が多いので何回も追加することも。高温の時は鶏舎の中で散水したりもします。コッコ達は寒さには強いですが、暑さに弱いので、暑さ対策は万全に。

鶏舎の中の掃除など、鶏舎の中での作業はできるだけ午後に行うようにしています。午前中は産卵のピークなので、なるべく鶏舎の中での作業は避け、邪魔をしないようにします。鶏舎や庭での作業の際、昼の観察。いじめられている子がいないか、動きのおかしな子がいないかどうか。

夕方、2回目の餌やり。まずは発酵飼料と緑餌。緑餌は、冬場は白菜やカボチャなど秋のうちに貯めておいたものを、夏場は新鮮な葉っぱなどをなるべくたくさんあげるようにしています。発酵飼料をあげた後に緑餌をあげますが、みんなまずは緑餌に群がります。一通り食べた頃にもらってきたパンなどをおやつとしてあげます。餌を食べている様子を見て、夕方の観察。そして産卵箱を閉めます。

明るいうちはまだ外で遊んだり、地面をつついたりしている子がいるので、鶏舎を閉めるのは暗くなってから。暗くなって扉を閉めに行くと、たまに外で途方に暮れているコッコがいます。コッコ達の導入時期によって鶏舎を分け、庭も分けているのですが、その庭を分けているネットを飛び越えて自由に行き来している子がいます。そんな子が、もとに戻る前に暗くなって、戻り方が分からなくなって途方に暮れてしまっているのです。

そんなコッコをもとの鶏舎に戻して、扉を閉めて、1日が終わります。

その他、夏場の毎日の緑餌集め、1週間ごとの餌作り、鶏舎や産卵箱の掃除、落ち葉や腐葉土集め、鶏舎やネットの補修、鶏舎の建築などなど。特に鶏舎の建築や補修など、大工仕事は何気に多いです。5月・6月には新たにヒヨコが来るので、迎え入れの準備が始まります。

 

そんなこんなで1日、1月があっという間に過ぎていきます。